早期退職を会社に伝えた日、入念な準備と思い切りと念押しが必要でした

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ここ数年(5年くらいかな?)、いつ会社を辞めようかとシミュレーションを繰り返し、いつ言い出そうかと悩んでいた私に、絶好の機会が突然おとずれました。

あれは、今年(令和2年)の4月頃だったでしょうか。

場所は会社の会議室、私と私の上司と担当役員という、いつもの3人で行ういつもの打合せの席でのことでした。

ひと通りの報告が済んだ後の雑談中、数年後の組織編成について、あれこれまるで夢のような話の中で、「その時、君にはぜひ・・・」と、自他ともに認める頼りない私を、急に責任ある立場に就けるような話が出てきちゃいました。

「私は、そんなに長く会社には居ませんよ!」

うわ~!言っちゃった・・・という動揺を見せないように平静を装うのに必死でいると、上司も担当役員も「そうかそうか、そうだったね」と、意外なほどに素直な反応。

私に基礎疾患があることは公表しているし、元気がなくていつも疲れていますし、定年まで持たないかもと公言してきた私ではありますが、それをちゃんと真に受けて、本当に定年を待たずに辞めると思われていたとは、いささか心外というか、拍子抜けでした。

これでは、私の振り絞った勇気とその後のドキドキの立場がありませんが、まあいいですw

体調が悪いときには素直に「最近体調がすぐれません」と言っていましたし、時には「顔色が悪いが大丈夫か」と心配されたりもしていましたが、周りから見て、そんなに無理をしているように見えていたとしたら申し訳ありません^^;。

「それで? いつまで勤めることができる?」

担当役員の冷静な質問に、シミュレーションを繰り返し用意しておいた答えを返します。

「来年いっぱいのつもりです。」

「そうか・・・わかった。その代わり、ギリギリまで頼むぞ!」

たとえ引き止められても止まる気はありませんでしたが、納得してくれてよかったよかった。

まだ1年以上あるから、現実味がなかったのがよかったのかもw

本当は「今年いっぱい」と言いたかったところですが、それでは年金満額受給まで丸9年、生きていくには相当な節約が必要になってしまいます。

退職してからも、何かでうまく稼ぐことができればいいのですが、そこに人生を賭けるほどの勇気はありません。

来年いっぱい働いて、いろいろ準備して、それなら何とかなるかも、ですw

伝わっていなかった退職希望

担当役員に退職希望を伝えてから1か月以上経ったころ、社長に呼ばれていろいろ指示を受けました。

小さな会社ですから、社長から直接指示を受けることは日常茶飯事です。

すると、これまたいつかのだれかのように数年後の構想を熱く語り初めて、君には期待しているとか言い出すものだから、思いっきり困った顔をして言葉に詰まっていると、

「わはは、大丈夫大丈夫。担当役員から、ちゃ~んと聞いているよw」

な~んだ、ちゃんと伝わっているじゃないですか。

それなら将来の夢は、別の人に語ってくださいよ~、とまでは言いませんでしたけどね^^;

伝わっていないなら、直接伝える

そんなことがあってからも社長と話をしていると、将来構想を熱く語り始めることが度々あって、「そのとき、君の役割は・・・」なんて話になってしまいますから、私はとまどいの表情を隠すことができません。

・・・これは、おかしい。

どう考えても、来年いっぱいで会社を去っていく者にする話ではない。

前に言っていた「担当役員から聞いているよ」って、何をどう聞いたんですか?、なんて直接問いただしたら、その担当役員の顔をつぶしかねません。

とは言っても、正確に伝わっていないのなら、後々めんどうなことになりそうです。

それは避けたい、何とかしなければ。

そうだ、何とかしよう!

・・・

幸い(?)、私はいろいろな仕事をしています。

社長が思い付いたミッションを実現するための、来年、再来年の組織編成案を勝手に考えて、白々しく提案してみることにしました。

もちろん再来年の組織の中に、私はいない・・・

「うん、いいじゃないかw」

という担当役員の声に勇気づけられ、「な~んだ、やっぱり分かっているじゃないですかw」とつぶやきながら、「社長にも、このまま提案してよろしいですか?」と聞くと、「ああ、そうしてくれw」という無邪気なお返事。

ちゃんと分かっているのか?この人・・・という疑問はもちろん声には出さずに、後日、社長へそのまま説明。

「ちょっと待て。なんで再来年の組織に君がいないんだ?」

おおw。さすが社長!(←と言うほどでもありませんが^^;)。そこに気付くとは、さすがです!

「担当役員に聞いているんじゃなかったんですか?私は来年末で退社しますよ。」

「いずれ辞めるつもりとは聞いたが、そんなに早いとは聞いていないぞ。本当か!?」

う~ん、担当役員さん。お願いしますよ~!

社長には伝わったから、担当役員に念押し!

前々から薄々気が付いていましたが、この担当役員さん、都合の悪いことは聞こえないふりをするのが得意技。

「私は聞いていませんよ?」が、口癖だったような気もします。

この担当役員から頼まれた面倒くさい仕事の途中経過を報告するときに、ここ数日、考えに考え抜いた私の一言。

私 :「私がいるうちに、ちゃんとしておきますよw」

役員:「そうか、頼むぞ。」

とっても残念な曖昧な返事ですが、こんなことではひるまずにさらに一言。

私 :「私は来年いっぱいでいなくなりますが、その後のことは、○○さんが分かるようにしておきましたから」

役員:「えっ、何? 来年いっぱい???」

私 :「前に、ちゃんと言いましたでしょ」

役員:「えっ? そうだったかぁ?・・・」

やっぱりとぼけていましたか、この担当役員さんは~!

とぼけた担当役員ではありますが、仕事はできるから動きは速い

とにかくとぼけた担当役員ではありますが、だてに役員まで上り詰めた男ではありません。

さっさと社長への報告を済ますと(後から聞きましたが、社長は初耳のフリをしてくれたらしいw)、役員会でも報告したらしく、あっと言う間に私の退職は周知の事実となってしまいました。

しかし・・・

退職の決断を惜しんではくれましたが、誰も引き止めてはくれません

今のところ、「辞めてどうするの?」とか「生活できるの?」みたいな声は、まったく聞こえてきません。

信用があるのか、興味がないのか・・・^^;

どちらかというと、「よくこれまで続けてこれたものですね」みたいな声の方が多くって、中にはハッキリと、「後一年も(体力が)持つのですか?」と言ってくる方もいました。

・・・

私って、そんなにしんどそうだったのかな?

何十年も勤めた会社を辞めるのは、入念な準備と思い切りと念押しが必要

数年かけて準備をして、伏線を張りまくったつもりの私でしたが、それでも退職を伝えることは、とってもとっても、意外なほど大変でした。

長く働けば働くほど、辞める時のハードルはどんどん高くなることでしょう。

安定した生活を捨てての片道切符ですから、なおさらです。

ふつうはやっぱり、定年まで働くことになるのでしょうねw

>> 定年まで待ちません。会社人生の終わりくらい、自分で決めます!
>> 一年後の退職が決定。「その他登録」のままで個人事業主になれるかな

※いずれも、社会保険労務士その他のブログへのリンクですw


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コメント一覧

  1. ゆう より:

    ランキングからきました。
    大変なんですね。
    よいお年をお迎えください。

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